セイルチェアのデザイナー

イヴ・べアール

スイス生まれ、サンフランシスコ在住のデザイナー。
米国タイムズ誌にて「地球上で最も先見の明のある２５人」に選ばれたことでも有名。
イヴ・ベアールは想像力の豊かな人。光沢のある赤い樹脂仕上げの東芝ノートパソコン、ビルケンシュトックの新しい商品ラインのフットプリント、アメリカAliph社の洗練された携帯電話用ジョーボーン・ヘッドセット、そしてハーマンミラーのリーフライトなどのデザインを見ればわかります。
Appleやヒューレット･パッカードなどの仕事をはじめ、アパレル、テクノロジー、ファニチャーなども手がけています。
チャールズ＆レイ・イームズ夫妻のファンであることもあり、ハーマンミラーのセイルチェアを手がけることになりました。

ハーマンミラーがデザイナーのイヴ・ベアールに依頼したこと。それは、美しいデザイン、最先端の人間工学、洗練された設計工学、環境への配慮など、ハーマンミラーの特長すべてを兼ね備えながら、手頃な価格帯のチェアを開発することでした。
そこでベアールは、まず「最小限の素材で最高のものを生み出す」デザインすることからスタート。
サンフランシスコを自分のホームタウンと呼ぶ彼が、市内で最も有名な建造物であるゴールデンゲート・ブリッジを眺めた時、「吊り橋の原理をチェアに応用できないだろうか」とひらめいたのです。
セイルチェア背面のＹタワーがその結果です。

イームズのシェルチェアDSRは、ダイニングチェアやリビングのみならず、デスクチェアとしても人気のあるチェアです。
１脚あるだけで雰囲気がガラリと変わる魅力を持っています。
ただ、数時間座り続けるホームワークやクリエイティブな趣味となると快適とは言えないのが本音です。間違いなく腰が痛くなってきます。また、太ももの圧迫もジワジワと効いてきます。
なぜならワークチェアではないからです。
そんな方にこのセイルチェアをオススメします。
多少ご予算が必要になりますが、価格以上の快適なデスクワークを保証いたします。
また、サイズ感も高機能チェアとしてはかなりコンパクト。シートが前後に5cmスライドするので、小柄な女性から長身の男性まで幅広く対応します。ちなみに体重は135kgまでを想定した仕様となっております。