アーロンチェアリマスタード・クラシックアーロンチェア徹底比較|ハーマンミラー(HermanMiller)正規販売店vanilla
そもそもアーロンチェアリマスタードとは?ワークチェアの常識を変えた名作、アーロンチェアが誕生してから23年。アーロンチェアの生みの親であるドン・チャドウィックの手により、21世紀の働く環境に合わせてアーロンチェアは進化を遂げ、アーロンチェアリマスタードが誕生。既存の販売モデルはクラシックアーロンチェアと呼ばれるようになり、新作モデル=アーロンチェアリマスタード、既存モデル=クラシックアーロンチェアと明確に分けられるようになりました。 1.現代に合わせてりマスターされたサイズ感アーロンチェアリマスタード、クラシックともにBサイズで比較。どちらもシートハイ(座面高)を最も低くし、アームは最も高い位置に固定しました。 2.進化したポスチャーフィット機能ポスチャーフィットはクラシッククラシックアーロンチェアでは主に仙骨(Sacrum)をサポートするパッドでしたが、リマスタードでは「ポスチャーフィットSL」と名を改め、仙骨と腰椎(Lumbar)まで、より縦方向にサポート範囲が広がりました。SLとはこのSacrum とLumbarの頭文字を取って付けられています。背骨に沿ってサポートができれば良いため、従来のパッドよりも細くスタイリッシュな形状に変化しました。 3.新設計の張り地が生み出す極上の座り心地ペリクル(張り地)はクラシックアーロンチェアではクラシックカーボン/タキシードブルーブラック/ウェイブプラチナ
/クラシックジンク/タキシードホワイトゴールドの6種類がメインラインナップですが、リマスタードでは編み込みのパターンを共通化、フレームカラーに合わせてグラファイト/カーボン/ミネラルの3種に厳選されています。 アーロンチェアリマスタードの1番の特徴でもあるペリクルは「8Zペリクル」と呼ばれ、テンションを横方向に背中を4つ、座面を4つの計8つのゾーン(zone)に横割りされ、負荷がかかる場所に合わせて張りの強度が変えられています。 一方クラシックアーロンチェアはペリクルの張りの強さが均一なため座面先端下にバナナ型のクッションを挟みフレームに腿裏が当たらないようにサポートしています。ちなみにこのクッションはヘタってきてしまっても後々交換することが可能です。 4.よりスマートになった機能調節のレバーとノブのデザイン着座時の座面右側に上下昇降レバー、リクライニングの硬さ変更のノブと、クラシックアーロンの場合ポスチャーフィットの調整ノブがあります。 左側は前傾チルトのON/OFF、リクライニングの範囲指定という操作内容に変更はありませんでしたが、ビジュアルは大きく変わりました。クラシックアーロンチェアは2本のレバーが横に出ており、前のレバーで前傾チルト、後ろのレバーでリクライニング範囲設定します。対してリマスタードは1本のレバーにノブとダイヤルがついており、ここで操作を行います。 ダイヤルは外側のノブが前傾チルト、内側のダイヤルがリクライニングの範囲指定に当てられています。リクライニングの範囲は前傾チルトがONの状態も含めると4段階の設定が可能です。横から見た際に前方向にダイヤルを回せばリクライニング範囲が狭くなり、後方に回せば範囲が広くなります。実際に座った際の体の傾きと合わせているため、クラシックアーロンチェアよりも直感的な操作が可能になっています。 5.ワークスタイルを考え抜いた理想的なアームアーロンチェアはリマスタード、クラシックどちらも上下昇降に加えて水平方向の角度調整ができます。クラシックは
内、中、外の3段階で遊びが大きく、リマスタードは細かく8段階に調整が可能です。 アームパッドの質感にも変化が。写真のように一点に力をかけると分かりやすいのですが、クラシックには少し固めの弾力を感じ、リマスタードはモッチリとした柔らかさを感じます。肘を置いた際にもこの違いは感じられると思います。 さらにアーロンチェアリマスタードでは5.5cm程アームを前後方向にスライドさせられるようになり、アームがデスクに当たってしまう場合にも対応できるようになりました。 6.シャープでスマートな印象にリマスターされたベースアーロンチェアリマスタードのベースにはガラス繊維入りナイロンが使われており、断面がT字型の構造で強度は残しつつも軽量になり、クラシックに比べるとシャープな印象に。クラシックアーロンチェアではアルミの上に車のエンジンの塗装にも使われるリンクル塗装と呼ばれる表面がザラザラとした質感の耐久性の高い塗装方法が用いられています。 |